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古賀一成の経済政策提言
やります!“筑後の道の近代化”
筑後川を「花壁画」で飾ろう。
有明海に九州国際ハブ空港を建設しよう。
新しい農業経営を確立しよう。

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『古賀一成の“県南広域交通ビジョン・やります!筑後の道の近代化”』
《道路後進地域・筑後》

国道3号線はわが国の基幹道路。この3号線も久留米ではいまだ片側1車線。人口23万、県下3番目の筑後の母都市でありながら、久留米市に入ってくる国道は、ほとんど拡幅もされず、バイパスもなく、未改修のいわば名前だけの国道。日々の渋滞でイライラする通勤者、大型トラックに身を潜める学童。筑後地域には、耕運機と乗用車がお互いブレーキを踏まねばすれ違えない、農道以下の国道すらあるのです(国道385号線)。にもかかわらず一向に進まない道路整備。これは県南に共通した課題でもあります。
一方、九州新幹線整備がようやく動き出したところですが、新久留米駅ができるのか否かが、いまだはっきりしません。

私は、高齢化社会到来の前に、日々の生活、経済活動の基盤とも言える社会基盤、特に道路網をしっかりと整備しておかなければ、郷土の明日の発展はないと心配します。特に、財政赤字(国、地方あわせて647兆円)の凄まじさからみて、公共事業予算も、道路予算もこれまでのように確保されるとは限りません。一刻も早く“筑後の道路の近代化”に取り組まねば、末代までわが郷土は「道路後進地域」のままです。

今までのようにのんびりしていると、10年後、20年後に、孫たちから「何で筑後の道路はこげん悪かと?」「おじいちゃん達が若くて、日本が元気なとき、こんな道をほったらかして、なんばしよったと?」と尋ねられかねないのではないでしょうか。


《原因はどこにある》

その責任の一端が私にもあると自覚しています。しかし、一番の原因は、広域的な視点に立って、地域が連帯し、広域交通ビジョンを描き得ていないことにあると思います。国道などの広域施設は、1市町村だけの要望で予算はつけられないのです。国道を一つの町の区間だけ造っても、周りの市町村がその気もなく、非協力的だったら、広域的な国道の機能を発揮しないからです。

もう一つの原因は、地域の要望が、市町村から県へ、そして国へと縦のラインでしっかり通じていないことが、ままあることです。関係する沿道市町村が国道整備期成同盟会をつくり、地元の意欲を明示し、県への要望、ヒアリングを経て、国にはっきり要望することが必要です。その時にこそ、地域代表たる議員の行動力が試されるのです。


《私は、かってでます先導役》

私は、国・県にわたる、誰にも負けない行政経験(建設省で道路五ヶ年計画、道路政策や公園企画を担当。福岡県庁企画調整課長として県の長期プラン策定を担当等)と働き盛りの人脈をフルにいかし、「地域連帯のコーディネーター」「筑後の交通ビジョン、街づくりの先導者」たらんと決意しています。もちろん一朝一夕に解決するものではありません。しかし、誰かが始動させなければ、いつまでたっても今のままではないでしょうか。
「自分が全責任を負っている旗振り役」というぐらいの責任感と気概をもって、これをライフワークとして、古賀一成は取り組みます。


《まずは、「久留米広域交通体系調査」の実施から》

2001年1月に建設省と運輸省、国土庁が一緒になり、国土・交通省が発足します。この国土・交通省と県や交通専門家の参加と支援を得ながら“久留米広域交通体系調査”を実施することが、まず必要です。私が仲介人となって、国・県・市町村の縦の絆をしっかり結び、ビジョンを描き、財源ほか実現の手順を明らかにします。いわば21世紀へむけての郷土筑後の交通近代化の青写真と手順書をつくるのです。 私はこの調査の実施を約束します。


《急がねばならない「後進性の解消」》

筑後の交通体系整備には、2つの課題があると思います。

1つは、全国的にみて著しく立ち遅れた、「後進性の解消」です。東北、北陸地方はいうに及ばず、お隣の佐賀県に比べても社会資本整備予算は数分の1でしかありません。国道の名前はついていても、国道規格に整備された道路はごく僅かの区間しかありません。いわゆる未改築、未改修のまま放置されているのです。(いま、全国比較・隣県比較のデータを作成中です。後日、ここに紹介したいと思っています。)

最近、一部の国道で整備が開始され始めました。

  • 大牟田市〜山門郡〜柳川市〜大川市を結ぶ「有明沿岸道路(208号線)」起工(1999年)。
  • 210号線浮羽バイパス(田主丸〜浮羽、浮羽町に続き吉井町で事業展開中)。
  • 大川市〜大分県竹田市を結ぶ442号線の竹原トンネル等
しかしほとんどが県境に近い、つまり久留米市などの地域の中心部から一番遠いところから工事が始まっているのが実情です。九州新幹線の工事が鹿児島〜八代から始まったのと同じような現象が、筑後の道路整備でもみられるのです。また、筑豊の八木山バイパス、冷水道路、有明沿岸道路、福岡外郭環状道路、今宿バイパスのような地域をダイナミックに結ぶ道路計画は、久留米市近辺にまだ動いていません。事業実施中の国道3号線東櫛原拡幅、津福バイパス、豆津バイパスも、この地域が抱える交通問題にしては、一部の解決でしかありません。


《これだけある、ほったかされたままの“要整備”国道》

ようやく事業が始まったものもありますが、まだ一部に過ぎません。大半の国道が、調査もなく、事業化の目途も立っていません。

  • 国道3号線久留米バイパス(久留米環状道路)
  • 209号線のバイパス整備又は現道拡幅
  • 210号線(久留米市〜田主丸)バイパス整備又は現道拡幅
  • 385号線のバイパス整備、現道拡幅
  • 広川インターを活用するための、荒木、大善寺を結ぶ道路整備

《私の提言。どうせ造るなら、遅れた分だけ良いものを!》

道路が先行的に造られた地域は、工業団地がはりつき、雇用が生み出され、法人事業税が増えるなど、先行のメリットが発生しています。東名、名神高速や東海道新幹線がいち早く整備された、太平洋ベルト地帯はその典型です。いまでもその恩恵は続いており、いわばこれらの先行投資地域は、過去から補助金をもらっているようなものです。
整備が遅れ、待たされた地域は、損をしていますが、その分次の時代にも通用する良いものを造るチャンス、権利があると私は思います。

私が考え、関係者や地域の皆さんに提言してきた、構想を紹介します。

◆浮羽郡を貫く国道210号線のフルーツハイウェイ化
田主丸の区間の歩道に巨峰の葡萄棚、浮羽や吉井の中央分離帯に柿の街路樹を植え、観光資源の開発につなげる。

◆国道385号の整備と櫨並木の復活
国道385号は、博多駅と国営公園吉野ガ里、三潴郡、大川市を結ぶ、大きな可能性を秘めた道路です。しかし、この道路ほど国道の名とかけ離れた国道は全国にないでしょう。かつて私はこの道路を踏査してみました。国道が途中で消えてなくなる国道は全国いくつかありましたが、国道385号はそのひとつでした。いま佐賀県側で整備が進みつつあり、城島の下田大橋も完成しました。しかし三潴郡、大川市、柳川市の区間は、先に紹介したように、耕運機と乗用車がすれ違うときにお互いブレーキを踏まねばならない農道以下の国道です。
吉野ガ里から白秋の水郷柳川を訪れる人々が、筑後の風景に感動を覚える。そんな道路にするために、国道385号の整備と一緒に櫨並木の復活を図りたいものです。

◆筑後川の高規格堤防道路の整備
かつて、筑後川堤防の隘路であった吉井町高田地区の曲がりくねった堤防改修のお手伝いをしました。浮羽郡と久留米市を結ぶ主要道路でもあり、日本のふるさとの風景そのものともいえる、美しい自然に抱かれたこの道路を高規格堤防道路として、近代化したいものです。
浮羽郡の廃棄物処理場を稼動させるためにも、整備が不可欠です。


《「先駆的道づくり」の先に開く「次世代に残す街づくり」》

◆新幹線「新久留米駅」の設置
新幹線「新久留米駅」の設置は、妥協なしに実現しなければなりません。新幹線予算は、一部与党のものと勘違いしている向きもありますが、国民の税金であることに、もっと自信を持つべきです。
これと関連して、鹿児島本線の高架化、さらには京町と駅前再開発が必要になります。久留米市西部市街地活性化のチャンスが到来します。これを機に、筑後川の水辺(ウォーターフロント)への広々とした高規格遊歩道を整備し、水天宮、梅林寺界隈を、自然と近代的町並み、歴史と未来文化が融合する、久留米市西部市街地として再生させたいものです。

◆中心市街地の主要街路、新設バイパスでの電柱電線の地中化
この人気抜群の電柱電線の地中化政策、CAB(ケーブルボックス)事業は、私の発案と情熱によって実現しました。久留米市明治通りは全国第一号指定です。その後、大牟田市やいろいろな市街地で、電柱電線の地中化が進みつつあります。これからは、年々工事の簡易化もなされることでしょう。もっと多くの町で、スッキリして安全な道路空間を創造したいものです。

◆久留米市のもうひとつの玄関、久留米インターのつつじ公園化
一度私の提案が発端になり、実現しましたが枯れてしまったようです。もっと一面を覆い尽くすような“つつじ公園久留米インター”を実現したいものです。

◆筑後川の堤防に大花壁画
筑紫次郎の名で愛され、わが故郷をとうとうと流れる筑後川。これだけの自然環境空間を、もっと活かし、人と自然、人と人とのふれあいの場としたいものです。私は、筑後川の堤防数百メートルの区間に、秋空の下で皆でまいた種が、春に芽吹き、四月には巨大な花模様を描き出す…。そんな「花壁画」プロジェクトを提案しています。
黄色い菜の花、紫大根の花、赤いレンゲの花、純白の雪柳。その自然が織り成す鮮やかな壁画の前で、テレビを見て各地から訪れた人々と地域の人々との楽しい交流の輪が広がる。
花と緑を担当した建設省公園企画官時代からの、わたしの一つの政策提案です。

◆筑後川河川敷のスポーツ公園化
広大な美しい環境空間、筑後川河川敷。ここには、野球場、ゲートボール場、ゴルフ場などが年々整備されてきました。しかしもっと各世代が、各地から集う空間にしたいものです。中流域に、安心して子供達が興ぜるラジコンサーキット場、マニアが各地から練習に来るラジコン飛行場、ラジコンポートを整備し、大規模自転車道がこれを繋ぐ。また、要所要所の筑後川の堤防に、階段型のスタンドを整備し、ラジコン全国大会や、筑後大堰での全九州大学対抗レガッタを見に大勢の人達が訪れる。ほかの地域にはない、筑後川が我々にのみ与えたこの可能性に答えたいと思います。 これも、公園企画官時代からのわたしの提案です。


こんなにいろいろなことが、そう簡単にできるのか。面白そうだが夢物語。そう考える人も多いかもしれません。その最初からの諦めが、いまの立ち遅れの根本原因なのです。
私は、建設省の道路局、都市局、河川局、福岡県庁の経験から、東北や北陸地方の人々の、地域の夢を追う情熱、諦めないネチッコさを見てきました。また、全国で多くの先端的地域づくりプロジェクトが動いていることも知っています。九州人の淡白さ、筑後人ののんびりさも大いに評価すべきですが、新しい時代には、新しい発想の挑戦が求められていると考えます。 楽しく、前向きに、共に連携して、挑戦しましょう。

道づくり、街づくりは、私の一番情熱をかけたライフワーク。この郷土で皆で力をあわせ、子供達に後世自慢できる資産を残そうではありませんか。


最後に、私が好きなドイツの歴史家・哲学者、ヘルマン・シュライバーの言葉を贈ります。

“道は人間と同じく古く、同じく新しい。そして各世紀が新たに道を造らなければならない。われわれが「道のない」中世の例から、道路建設に関するかぎり過去の遺産を食ってゆくわけには行かないことを認識し、現代の要請にしたがって新たに道を造るならば、道は過去の多くの時代と民族にとってそうであったように、われわれの時代にとっても生命の動脈となるであろう。”
<ヘルマン・シュライバー著「道の文化史」(岩波書店刊)序章より>

(1999/11)
YES 1 SEY