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2002/8/26(月) 17:28 |
| 日中新世紀会 訪中報告(その2 雲南・昆明・麗江) |

広場で麻雀に興じる老婆達。(雲南省・世界遺産の「麗江古城」にて)
8月9日(金)
朝食抜きで北戴河を7時30分出発、公安の先導で約150キロのスピー
ドで北京へ。午後1時5分北京空港を離陸、今回の地方視察の目的地、一
路西南の雲南省昆明に向かう。北京郊外に建設中のクローバー型のイン
ターチェンジがいくつも見える。10年間で1万9000キロの高速道路をつ
くった勢いが今も衰えていない。3時間の飛行を経て、昆明上空に。
湖上空で旋回し、着陸体制に。おびただしいビニールハウス群が整然と
並ぶ。日本では見られない規模だ。
ホテルに到着後、部屋から小雨降る昆明市街を眺望する。雨季らしく
雷鳴が時折轟く。見下す建築群の屋上におびただしい「ソーラーシステ
ム(太陽温水器)」が整然と並んでいる。昨年訪れたの新疆・ウイグル
自治区ウルムチ郊外の大規模風力発電といい、中国はかなり新エネルギー
に挑戦的で、やることが徹底している。これは、中央の指導なのか、主
体性ある自治体の創意工夫か。
宿泊先の錦華大飯店にて、雲南省人民政府副省長との会談・夕食会。
ここでも、社会資本の整備が話題に。副省長の話によれば、「雲南省の
道路は16万キロ、高速道路はまだ3000キロで、この5年間で6000キロに。
これからの問題は、山間部のコストのかかる地域を環境に配慮しながら
どう作るかだ。」という。
日本が戦後40年間営々と作ってきた高速道路は、全国で7000キロ弱。
中国は日本の有料道路制度と日本の円借款なども利用し、10年間で1万
9000キロ。あと5年後、中国と日本の社会資本の彼我の差はどうなってい
るだろうか。そう、憂慮せざるを得ない。
副省長が語ってくれた雲南省案内を、ここで披露します。
昆明の最大の見所は「夜の麗江」、4300メートルの高地にある「梅里雪
山」。熱帯雨林の「シーサンバンナ」。雲南省は少数民族が中国で一番
多い省でもある。納西(ナシ)族は母系社会で、通い婚の社会という。
キャラバン隊との混血が多く、美人が多い。明日の世界遺産の「麗江古
城」見学が楽しみ。
8月10日(土)
7時半に朝食。大きな荷物をホテルに置いて、10時発の便(SZ4427)で
昆明から麗江 へ。空港には重慶から麗江へ向かう中国人の若者の観光団。
10年前は考えられなかった光景。今日も、中国の成長の早さ、変貌に驚
く。昆明から西北に300キロ、40分の飛行を経て、麗江着。緑滴る棚田の
水田がことのほか美しい。標高2200メートルの空港からバスで玉龍雪山
に向かう。ガイドは、納西(ナシ)族の麗江地区外事僑務弁公室副主任の
『和為剣』さん。アメリカ訛りの英語を喋りっぱなしの超陽気なお役人。
途中標高2900メートルの『玉水塞』で昼食。食後さらに足を伸ばし、
揚子江の源流に近い「玉龍雪山」のふもとに。ロープウェイで一気に3300
メートルまで。上高地の雰囲気の高原を板敷きの林の道を登る。
明らかに酸素が少ない。心臓の心拍と肺の呼吸のリズムが合わず、心臓も
肺もきつい。15分の歩くとやや慣れてくる。突然視界が開け、平地が現れ
る。晴れていたら、眼前に雪をいただく5,500メートルの玉龍雪山が見え
る場所らしいが、残念ながら、雲で見えない。
チベット族などの小数民族の少女と民主党の山谷えり子さんが、踊る。
昨年の新疆・ウイグルと同様、「ダンシング・クィーン」の面目躍如。
夕刻近く、麓に下り、麗江にて世界遺産に指定された「麗江古城」を見
学。水郷柳川を中国風に作り直し、凝縮し、大切に保存したような異国情
緒あふれる街。水の清さ、水流の速さは少年時代の柳川を思い出させる。
上海郊外の有名になりつつある水郷「周荘」よりいいというのが、北京か
ら同行した友連会の岑さんの評価。
環境や水郷に関心のあるかたには、ぜひお勧めします。
8月11日(日)
麗江から昆明へ。今日も小雨。昼食後、99年に世界花博を開催した「世
博園」を視察。イベントを開催したあと、その施設を有効利用しているの
は感心できる。その足で、市内を視察。市内人口140万人という昆明市は、
大きな近代ビルが建ち始めたところ。麗江の町も同じであったが、電柱地
中化が日本よりかに進んでいることに驚く。
昆明市内の旧市街(古城地区)を見学。猥雑な路地並ぶ露店に驚くよう
なものを売っている。名物の蘭の苗はいいとしても、猫の子、ねずみ、癌
に効くという真っ黒な昆虫、亀、鳥、etc.。
最後の晩餐は、雲南名物きのこ料理。『真菌王』という専門店で、松茸
ほか10種近いキノコ鍋に大満足。ホテルに戻り、母への土産「松茸」が届
くまで絵葉書を書く。
8月12日(月)
5時半起床。6時半空港へ向かう。昆明を発ち約3時間の飛行の後、北京空
港着。東京に行く皆と別れ、今年急逝した妹みどりの初盆などのため、関空
経由で福岡へ。
慌しい、32回目の訪中を終える。
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