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2002/7/15(月) 17:49 |
| 精神と日本文化を蘇らせる『白川静の世界』 |

7月14日、京都に来た主目的である「特定非営利法人(NPO)文字文化研究所」主催の『白川静先生
の文字講話』に参加。国立京都国際会館は、全国から集まった650名の文字研究者や文学関係者、
白川先生の人生訓に生きがいを見つけ出そうとする市民の方で満員。今回で14回を数える講話の
今日のテーマは、『漢字から東洋の原点を探る。白川文字学〜漢字の世界〜「人の一生」』でした。
私は、この研究所の顧問を仰せつかっており、冒頭皆さんに、「混迷の時代だからこそ、原点を見
詰めなおそう」と挨拶しました。
先生の講話ほど精神の奥底を奮い立たせるものはありません。なぜかしら、生き抜く勇気がわいて
くる。また、日ごろ心の表に出てくることのない日本の文化にたいする誇りも、沸々と沸いてくる。
そんな気がします。聴講した人はみなそう言うそうです。
5年前、日中国交回復25周年を記念して、白川先生ほか大勢の文字学の権威と中国を訪れ、最近
話題になった例の「瀋陽」で、日中両国の学者、研究者でシンポジュームを開いたことが、昨日の様
に思い出されました。それにしても、92歳にして、3時間も立ったまま喋り続けられる白川先生の
エネルギーはもちろん、独学で中国の学者を圧倒する漢字学を打ち立てられ、文化功労者までなられ
た努力、漢字文化圏の至宝といっていい先生の著作『字統』『字通』『字訓』等、いつお会いしても、
だだただ感服するばかりです。皆さんには、先生の学問の入門書といっていい『漢字百話』(中公新
書)を、ぜひお勧めします。
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